難易度1
マンガを通して材料力学を学ぶことができます。
図解が多く、ストーリー性がある為、初学者でも取っ付きやすく、わかりやすい内容となっています。
高校生が読んでも理解ができ、材料力学の基礎を学ぶことができると思います。
初めて材料力学に触れる方や材料力学の基礎を簡単に復習したい方にお勧めです。
読み終えるのに時間がかからないので、材料力学の勉強を挫折させない為に、まずこちらの本から勉強するのも良いかと思います。
難易度2
軸力を受ける柱、はり、ねじりといった材料力学で基本的な公式の導出、問題の解き方を学ぶことができます。
さらに組合せ応力を応用した薄肉円管、薄肉球に生じる応力の求め方やひずみエネルギーを使った問題の解き方を学ぶことができます。
わかりやすい例題が用意されており理解の助けになります。
誤植が少し多いのが気になりましたが、構成や説明はわかりやすいと思いました。
難易度3
本書は知識や公式の修得に時間を費やすことよりも、問題の本質の理解や工学的センスが身につけられる構成となるように書かれています。
本書では、ひずみエネルギーによる解法が「引張りと圧縮」、「せん断とねじり」「はりの曲げ」の各章それぞれで書かれており、他の解き方と比較がしやすくなっていると感じました。
また材料力学における3つの解法(①重複積分法②重ね合わせ法③エネルギー法)についても分かりやすく学ぶことができます。
全体的にわかりやすくおすすめの本です。
難易度4
円形断面以外の棒のねじりや連続はり、非対称はりなど広範囲の内容が網羅されており、読み応えがあります。
一方で基礎的な内容の説明も書かれている為、これ一冊をしっかり読めば、細かいところまで材料力学を理解することが可能だと思います。
公式の使い方だけでなく、使う上での注意点が要所で書かれており勉強になります。
さらに深く学びたい人の為に各所で書籍が紹介されており次のステップも示してくれています。